“存在しなかったメソドを探し求めて“ は100年以上前よりあるタンゴダンスの教授法について、あらためて教えを説いたエッセーである。本書は自然な形で基礎を前提とし、それを演出した上で、本来の性格を引き出し、この踊りの愛好者達が知っている主な知識を正確な技術用語を用いて深く分析し熟考すべき点をあらためて説いている。現在の教授法の特徴の総論を述べ、その教授法の矛盾点を批評しつつ分析して、この教授法の歴史的観点を原点から現在に至るまで、技術的かつ実技的な面からくまなく調べ、その解釈を説明している。